デッサウの駅からしばらく歩いてくると、遠くにバウハウスの建物が見えてきた。 バウハウスは、1919年にヴァイマールの地に設立された。 もともと、この地にあった美術学校と工芸学校が一つになり、その初代校長に、建築家のヴァルター・グロピウスが選ばれた。 グロピウスは、中世の建築家の組合、バウヒュッテ(建築の小屋)という言葉をヒントに、現代風にバウハウス(建築の家)と名付けた。 When I walked from Dessau station for a while, I saw Bauhaus building in the distance. Bauhaus was founded in 1919 in Weimar. Originally, the art school and craft school that existed in this area became one, and the architect Walter Gropius was chosen as the first principal. Gropius named it Bauhaus (architectural house) in a modern way, inspired by the word “Bauhutte” (a hut of architecture), a union of medieval architects. それまで、映像や写真で見慣れていたバウハウスの建物が、目の前にあるのは、何とも不思議な感覚だった。 世界的に知られているデッサウのバウハウスだが、平日であることもあってか、訪れていた人々は、それほど多くはなかった。 バウハウスが生まれた1919年は、ドイツが第1次大戦で敗れて、それまでの帝政から民主的なヴァイマール共和国に生まれ変わった直後だった。 しかし、戦争後の混乱で社会は次第に右傾化していった。 それまで州から与えられていた学校への予算が、右翼の勢力に占められた議会から大幅に削減されてしまい、学校の運営は難しくなった。 そこで、バウハウスは、その活動に理解を示してくれた、デッサウの町に1925年に移転することになった。 Until then, the Bauhaus buildin
2015年9月にドイツのベルリン、ミュンヘン、ライプツィヒ、ダッハウ、フィッセンなどを訪れた時の写真と記憶。Photos and memories of visiting Berlin, Munich, Leipzig, Dachau, Fissen in Germany in September 2015.