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ドイツの旅を振り返る Looking back on my journey in Germany

いよいよ日本に帰る時がやってきた。 日本から来た時は、羽田からミュンヘン、そしてベルリンに乗り継いだが、帰りはミュンヘンからそのまま羽田へ飛行する。 モダンな建築のミュンヘン空港。帰るまでお土産物やなどをブラブラする。 It's finally time to return to Japan. When I came from Japan, I transferred from Haneda to Munich and then to Berlin, but on the way back, I fly from Munich to Haneda. Munich airport with modern architecture. Dangle souvenirs and so on until my return. ドイツは、前から行ってみたい国の一つだった。 今回は、ベルリンとミュンヘンを中心に2週間ほどの旅だった。 勿論、他にも行ってみたい所はたくさんあった。 港町のハンブルグ、ブレーメンやメルヘン街道、大聖堂のあるケルン、経済都市のフランクフルト、バウハウス生誕の地のヴァイマール、ヴュルツブルグなどのロマンチック街道などなど。 Germany has been one of the countries I've always wanted to visit. This time, it was a trip of about two weeks centering on Berlin and Munich. Of course, there were many other places I would like to visit. Hamburg in the port town, Bremen and fairy tale highways, Cologne with its cathedral, Frankfurt in the economic city, Weimar where Bauhaus was born, and the romantic highways such as Wurzburg. しかし、ベルリンとミュンヘンを拠点にしながら、ライプツィヒやバウハウスのあるデッサウ、ノイシュヴァンシュタイン城のあるシュヴァンガウなど
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バイエルン州立歌劇場でルルを観賞 Enjoyed opera "Lulu" at Bayeriche Staatsoper

ミュンヘン滞在、そしてドイツ滞在の最後の日。バイエルン州立歌劇場で、アルバン・ベルクのオペラ『ルル』を鑑賞した。 バイエルン州立歌劇場は、1811年に初代バイエルン王のマクシミリアン1世によってこの地に建てられた。 それ以来、数多くのオペラが上演されてきたが、ルードヴィヒ2世はここでワグナーの『ローエングリン』を見ていたく感動して、後にワーグナーをミュンヘンの地に招聘した。 『トリスタンとイゾルデ』や『ニュールンベルグのマイスタージンガー』は、この歌劇場で初演が行われた。 歴代の音楽監督には、ハンス・フォン・ビューロー、リヒャルト・シュトラウス、ブルーノ・ワルターなどの錚々たる名前が並ぶ。 The last day of my stay in Munich and Germany. At the Bavarian State Opera, I watched Alban Berg's opera Lulu. The Bavarian State Opera was built here in 1811 by the first Bavarian king, Maximilian I. Since then, many operas have been performed, but Ludwig II was so impressed to see Wagner's "Lohengrin" that he later invited Wagner to Munich. "Tristan and Isolde" and "Meisterzinger in Nuremberg" premiered at the opera. Successive music directors include a wide range of names, such as Hans von Burau, Richard Strauss, and Bruno Walter. 第2次世界大戦の連合軍による空襲で破壊されてしまったが、1963年にようやく元の姿で再建された。 1971年から1992年にかけて音楽監督を務めたのは、日本人にも馴染みの深いヴォルフガング・サバリッシュ。 また、熱狂的なファンを持っていたカルロス

マイケル・ジャクソンとレジデンツのワインハウス Michael Jackson and Pfälzer Residenz Weinstube

ミュンヘン滞在の最後の日、市内をぶらぶらしていたら、マイケル・ジャクソンの写真や似顔絵が公園の銅像の下に飾られていた。 この公園のすぐ目の前にある、バイエリッシャー・ホフというホテルにマイケル・ジャクソンが宿泊した際に、ホテルに前に集まったファンに向けて窓から自分の子供を抱き上げて披露したことがあった。 それがテレビで世界中に放送されて、この場所はマイケル・ジャクソンのファンにとっては所縁のある場所になったようだ。 On the last day of my stay in Munich, I was hanging around in the city, with pictures of Michael Jackson and caricatures hanging under the statue in the park. When Michael Jackson stayed at a hotel called Bayerischer Hof, right in front of the park, he held his child through the window to the fans gathered at the hotel and showed it off. It was Broadcasting it around the world on TV, the place seems to have become a favorite for Michael Jackson fans. ドイツ国内はもとより、日本の他にも、韓国、ロシア、インド、アルジェリアなどの国旗が見える。 多くの人が世界中からこの地に訪れたようだ。 Not only in Germany but also in Japan, you can see flags such as South Korea, Russia, India, and Algeria. It seems that many people have come to this place from all over the world. お腹が空いたのでランチを取ることにした。 レジデンツの一角にある、Pfälzer Residenz Weinstubeというワインハウス。 ミュンヘンは、ビールというイメー

シャック・コレクション Sammlung Schack

バイエルン・ナショナル博物館から歩いてすぐの場所に、シャック・コレクションがある。 昔は、プロイセンの公館として使われていたという立派な建物の中にある。 The Shack Collection is a short walk from the Bavarian National Museum. It is located in a magnificent building that was once used as a Prussia embassy. 内部には、シャック伯爵のコレクションが展示されている。 大きな部屋の壁をよく見ると、ティツィアーノやレンブラントなどの作品が並んでいていたが、よくよく見るとそれらは模写作品だった。 模写作品というと、価値がないように感じてしまうが、美術の歴史において、模写は描く人も過去の巨匠の技術を習得できるし、オリジナルが失われてしまった場合に後世にその絵のことを伝える役割もあり、重要な意味を持っている。 Inside, the collection of Count Shack is on display. If you look closely at the wall of the large room, you can see works such as Titian and Rembrandt lined up, but if you look closely you can see that they are duplicate works. When it comes to copy work, it feels worthless, but in the history of art, people can learn the techniques of past masters, and when the original is lost, the picture is a posterity. It also has a role to convey, and has an important meaning. この美術館には、19世期のドイツの画家たちの作品が展示されている。 とりわけ印象に残ったのは、レンバッハとベックリンの作品だった。 肖像画を得意としたレンバッハだが、これは自画像だろうか。 The mu

バイエルン・ナショナル博物館 リーメンシュナイダー再び Bayerisches Nationalmuseum : Tilman Riemenschneider

このバイエルン・ナショナル博物館を訪れたのは、ティルマン・リーメンシュナイダーの作品を見たかったからだった。 I visited the Bavarian National Museum because I wanted to see Tilman Riemenschneider's work. リーメンシュナイダーの作品は、ベルリンのボーデ美術館でも目にしていた。 リーメンシュナイダーとの出会いや、その生涯については、その時に触れたのでここでは割愛しよう。 The work of Riemenschneider was also seen at the Bode Museum in Berlin. I've touched upon the encounter with Riemenschneider and its life, so I will omit it here. リーメンシュナイダーは、ドイツの中部で生まれたが、現在はバイエルン州になっているヴュルツブルグに移住して、彫刻のマイスターになった。 Born in central Germany, Riemenschneider emigrated to Würzburg, now in Bavaria, and became a sculpture meister. 彼の作品の多くは、そのヴュルツブルグやニュルンベルグなどの教会に残されている。 こうした美術館に展示されているのは、そうした教会のために作られた祭壇の一部だったのだろう。 Much of his work remains in churches such as Würzburg and Nuremberg. Perhaps what was exhibited in these museums was part of the altar made for such a church. リーメンシュナイダーの作品の特徴は、その独特な人々の顔の表現だろう。 The characteristic of Riemenschneider's work is the expression of its unique people's faces. 彼はキリストはもとより、聖母マリアやキリスト教の聖人たち、あるいは一般の人

バイエルン・ナショナル博物館 Bayerisches Nationalmuseum

ミュンヘンの街の中心部から北西に行った場所に、バイエルン・ナショナル博物館がある。 1855年にマクシミリアン2世によって創設された博物館で、とりわけバロック美術のコレクションで知られている。 The Bavarian National Museum is located northwest of the city center of Munich. The museum was founded by Maximilian II in 1855 and is known for its Baroque art collection. 展示の構成は、大きくは芸術史コレクションと民俗学コレクションに分かれている。 館内はとても広いので、丁寧に見ていくと丸一日かかってしまいそうだ。 The structure of the exhibition is roughly divided into an art history collection and a folklore collection. The inside of the building is very large, so if you look carefully, it may take a whole day. 芸術史コレクションの展示は、ロマネスクに始まり、ゴシック、ルネサンス、バロック、ロココ、そして19世期と続いていく。 The exhibition of the history of art collection begins in Romanesque and continues to Gothic, Renaissance, Baroque, Rococo, and the 19th century. キリストの磔の枝が、キリストの胸に突き刺さった剣が実に生々しい。 キリストの死を嘆く人々は左に、刑を執行した人々を右手に描いた、ユニークな構図。 The branch of Christ's crucifixion and the sword stuck in the chest of Christ are so vivid. A unique composition in which those who lament the death of Christ are on the lef

ミュンヘン大学と白バラ記念館 University of Munich and White Rose Memorial

ミュンヘンの市内からやや北の方に行った場所に、ミュンヘン大学のキャンパスがある。 その成立が1472年に遡れるほど歴史のある大学で、1826年にバイエルン王ルードヴィヒ1世によってミュンヘンの地に移された。 正確な名称は、ルードヴィヒ・マクシミリアン大学という名称。 2020年の世界大学ランキングでは、32位でドイツでは最高位になっていて、世界を代表する名門大学の一つ。日本からも多くの留学生が学んでいる。 The campus of the University of Munich is located slightly north of the city of Munich. A university with a history that dates back to 1472, it was moved to Munich in 1826 by King Bavarian Ludwig I. The exact name is Ludwig-Maximilians University. 32nd in the 2020 world university rankings, which is the highest in Germany, is one of the most prestigious universities in the world. Many international students are also learning from Japan. 大きな通りを挟んで、キャンパスが広がっている。とても開放的な印象だ。 大学の敷地のすぐ隣には、ルードヴィヒ教会が建っている。 The campus spreads across a large street. It looks very open. The Ludwig Church stands right next to the university grounds. 大学のキャンパスの奥には、戦勝門が見える。 キャンパス内の建物は、白を基調とした質実剛健な建築で、歴史と伝統を感じさせる。 You can see the victory gate at the back of the university campus. The building on the campus has a simp